人は幸せになるために産まれて来たんだ

産まれて来れたこと自体が、幸せなの。

経験できること、そのものを味わいにこの世にやって来たの。

嬉しいことも、悲しいことも
嫌なことも。

生かされていることへの感謝を、日常的にするようになってから私は
本当に変わった。

言い知れない寂しさがなくなった。

いつでも、どんなときでも
静かに微笑むひととなった。



もちろん、心がグッと傷つくことがまだある。
大切な人を、喜ばせようとして間違えて、怒られてしまったりとか。

他人のことは、まだまだ沢山感じなければいけない。
知ろうと努力しなければならない。
尊重とはなにか、いつも考えていなければならない。


でもね、落ち込むことはあっても、決して不幸にはならないよ。
今の現実ひとつに捕らわれて絶望なんてしないよ。

たとえ願い叶わずとも。

すべてが変わっていくのを知っているから。
起きたことをありがたく味わって、精一杯生きていれば、
なんとかなっていくことを知っているから。

なんとかならなくても、これが愛しき現実。
与えてくれた神様に感謝し、せいいっぱい味わって、
満足感と共に、あの世へのお土産にするんだ。




感謝することほど強い力はない。
これほどまでに私を強くしたものは他に無いんだ。

もう、自分を傷つけて否定して、何かを産み出す時代は終わったんだ。

感謝を知ることは
他の誰のためでもない。自分のため。
この幸福感を知れただけでも私は本当に幸せ。




私にとっては、
私のことを嫌いな人も、私のことを好きな人も、
近づく人も、遠ざかる人も
みんな大切な人。
だから、淋しい顔をしている人がいると、気になる。
感謝心の不足から、どんなに努力して
貪っても貪っても
決して真の幸福になれない人たちが、気になる。


でも私には何も出来ない。
いくら私にとって最高の方法だったとはいえ、
物事に感謝しろと言ったところでダメかもしれない。

そのように薦めることだけで、後は見守るしか出来ない。
なぜなら、本人にしか、本人の心を変えられないから。

一つだけ、私に出来ることは
あなたがたへも、神様へと同じように
いつも感謝して、受け入れようとすることだけ。