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今回の帰国は
妹の引越しの手伝い
レッスン
がメインイベント。
日本人で、お世話になっている師匠が二人ほど居て
今回の日本滞在でも、その方々のレッスンを受けた。
具体的な演奏法や音楽的な詳細についてのアドバイスだけでなく、
このようなことを言われる。
「あなた、コンサートやらないの?」
「…ええ、ちょっと今のところ日本では予定なくて…」
「やったほうがいいわよ。」
「そうですね、いつか」
「いつかじゃなくて。さっさと押さえとくのよ。いつかは来ないわよ」
…。
そして、一回目のコンサートは、知り合いや関係者が義理で来てくれるので集客力があるとのお話をされた。
問題は二回目以降。
だから、一回目でどれだけ成功できるかが鍵になってくるって。
一年後くらいの日付で
都内に近い場所の、中くらいのホールを予約して
プログラム決めて、チラシ作って…
というようなことは
本当に大変な作業だけれど
思い切って動かない限り訪れることはない。
私の同級生ピアニストを含め
ほとんどの人たちが
大きなスポンサーなんてつくことなく
自力で自分の演奏会を開催している状況。
しかし、逆に
演奏会開催なんて、焦って無理してやることはない
大変&大事なことなのだから、出来るときにやったほうがいい
という意見もある。
だけど、
今の私は行き詰っていて
このままのやり方、方針でいくら最良のものを出しても
満足のいくものができるような気がしない。
自信がない。
表現したいものは持っているの。
でも、ただ力づくで出せば伝わるというものではないから。
押し付けがましい音楽は、私の持ち味ではないのだ。
かといって今のままでは、内面のものは内面に留まったまま
表面的で、伝わるものが少ない…
コンクールの審査員には「形は整っていて好感がもてるけれど、遠慮しすぎていて伝わらない」という評価。
小さいころの私は逆だった。
十分なテクニックを持ち合わせておらず
気持ちだけで弾いていたので
崩壊が起こりやすかった。
そのため、
「音楽はいいんだけど、技術がね…」と言われ続け。
何度も結果を出せず悔しい思いをしてきた。
だから、こっちに来てからは、
なるべく正確に、そして美しく整えるという方向性で勉強してきた。
そしたら、今度は崩壊することを恐れるようになって、閉じこもってしまった。
指先の技術と、気持ちが
まだまだ一体になれない。
「聴かせる」ことについて
どうしたらいいか行き詰っている。
「聴かせる」ためには
どれだけ全ての音を無駄にすることなく歌うことができるか
という知識と細やかな神経が要る。
それらを意識に叩き込むことが
“インプット”=勉強、感性
だとすれば。
加えて
“アウトプット”=高度な技術
が欠かせないのだ。
ただ弾ければいいってものじゃない。
私だって、一応音を鳴らすことならできるもの。
でもそういうのは、ピアニストって言わない。
私は、まだまだピアニストにはなれてない。
この先一生、なれるかどうか、わからない…。
この先、進むにはどうしたらいいのか…
信頼している師匠達によれば
「どんな大木も、表に立派な枝や葉を茂らせるには、丈夫な根っこが生えているもの。見えない場所だけど、根元が立派であって始めて育つものであり。
あなたも、それ以上発展させたかったら、基礎をもっともっと深くやりなさい」
という意見だったり
「あなたは、テクニックはすごく身について弾けるようになったので
アーティスティックな面をプラスしなきゃだめ。
雑魚は聴かなくていいから、とにかく超一流のアーティストの演奏を飽きるほど聴いて盗みなさい」
という意見だったり
いずれも、もっともだと思う。
けど
それ以上に今の私に必要なのは
精神的な強さだ。
心が弱かったがために
どれだけの時間を無駄にしてきたことかわからない。
誰かに嫌われた、とか
誰かが理解してくれなかった、とか
そのような淋しさを感じると
心がざわめいて、もうほかの事は何も入ってこない。
もういいや、って開き直れば直るほど
人の気持ちを考えない、無神経さや傲慢さが育ってく。
結局無理して開き直っても、それ以上の困難や挫折が待っていた。
なのに、
逆に反省すればするほど
自分を責め、絶望し、力をなくしていく一方で。
…止まらない。
ピアノ以外の問題にばかり気をとられて
逃げられない…。
私は、人から言われたことを理解して身につけたり
考えたり、学んだり
そういった、適応能力は悪くないと思っている。
でも…
それを生かせるほどの強さがない。
考えすぎたり、猪突猛進だったり、
鈍感すぎたり、過敏だったり…
バランスが取れなくて。
利用されて捨てられるのが怖かったり
人に迷惑をかけるのを恐れて
一人でばっかり行動したり。
で、結局
孤独が辛くて泣いてたり。
こんなに、恵まれた環境にいるのに私は
どうしてこんななんだろうって
申し訳なさでいっぱいで
コンプレックスの海に溺れてしまいそうなんです。
妹の引越しの手伝い
レッスン
がメインイベント。
日本人で、お世話になっている師匠が二人ほど居て
今回の日本滞在でも、その方々のレッスンを受けた。
具体的な演奏法や音楽的な詳細についてのアドバイスだけでなく、
このようなことを言われる。
「あなた、コンサートやらないの?」
「…ええ、ちょっと今のところ日本では予定なくて…」
「やったほうがいいわよ。」
「そうですね、いつか」
「いつかじゃなくて。さっさと押さえとくのよ。いつかは来ないわよ」
…。
そして、一回目のコンサートは、知り合いや関係者が義理で来てくれるので集客力があるとのお話をされた。
問題は二回目以降。
だから、一回目でどれだけ成功できるかが鍵になってくるって。
一年後くらいの日付で
都内に近い場所の、中くらいのホールを予約して
プログラム決めて、チラシ作って…
というようなことは
本当に大変な作業だけれど
思い切って動かない限り訪れることはない。
私の同級生ピアニストを含め
ほとんどの人たちが
大きなスポンサーなんてつくことなく
自力で自分の演奏会を開催している状況。
しかし、逆に
演奏会開催なんて、焦って無理してやることはない
大変&大事なことなのだから、出来るときにやったほうがいい
という意見もある。
だけど、
今の私は行き詰っていて
このままのやり方、方針でいくら最良のものを出しても
満足のいくものができるような気がしない。
自信がない。
表現したいものは持っているの。
でも、ただ力づくで出せば伝わるというものではないから。
押し付けがましい音楽は、私の持ち味ではないのだ。
かといって今のままでは、内面のものは内面に留まったまま
表面的で、伝わるものが少ない…
コンクールの審査員には「形は整っていて好感がもてるけれど、遠慮しすぎていて伝わらない」という評価。
小さいころの私は逆だった。
十分なテクニックを持ち合わせておらず
気持ちだけで弾いていたので
崩壊が起こりやすかった。
そのため、
「音楽はいいんだけど、技術がね…」と言われ続け。
何度も結果を出せず悔しい思いをしてきた。
だから、こっちに来てからは、
なるべく正確に、そして美しく整えるという方向性で勉強してきた。
そしたら、今度は崩壊することを恐れるようになって、閉じこもってしまった。
指先の技術と、気持ちが
まだまだ一体になれない。
「聴かせる」ことについて
どうしたらいいか行き詰っている。
「聴かせる」ためには
どれだけ全ての音を無駄にすることなく歌うことができるか
という知識と細やかな神経が要る。
それらを意識に叩き込むことが
“インプット”=勉強、感性
だとすれば。
加えて
“アウトプット”=高度な技術
が欠かせないのだ。
ただ弾ければいいってものじゃない。
私だって、一応音を鳴らすことならできるもの。
でもそういうのは、ピアニストって言わない。
私は、まだまだピアニストにはなれてない。
この先一生、なれるかどうか、わからない…。
この先、進むにはどうしたらいいのか…
信頼している師匠達によれば
「どんな大木も、表に立派な枝や葉を茂らせるには、丈夫な根っこが生えているもの。見えない場所だけど、根元が立派であって始めて育つものであり。
あなたも、それ以上発展させたかったら、基礎をもっともっと深くやりなさい」
という意見だったり
「あなたは、テクニックはすごく身について弾けるようになったので
アーティスティックな面をプラスしなきゃだめ。
雑魚は聴かなくていいから、とにかく超一流のアーティストの演奏を飽きるほど聴いて盗みなさい」
という意見だったり
いずれも、もっともだと思う。
けど
それ以上に今の私に必要なのは
精神的な強さだ。
心が弱かったがために
どれだけの時間を無駄にしてきたことかわからない。
誰かに嫌われた、とか
誰かが理解してくれなかった、とか
そのような淋しさを感じると
心がざわめいて、もうほかの事は何も入ってこない。
もういいや、って開き直れば直るほど
人の気持ちを考えない、無神経さや傲慢さが育ってく。
結局無理して開き直っても、それ以上の困難や挫折が待っていた。
なのに、
逆に反省すればするほど
自分を責め、絶望し、力をなくしていく一方で。
…止まらない。
ピアノ以外の問題にばかり気をとられて
逃げられない…。
私は、人から言われたことを理解して身につけたり
考えたり、学んだり
そういった、適応能力は悪くないと思っている。
でも…
それを生かせるほどの強さがない。
考えすぎたり、猪突猛進だったり、
鈍感すぎたり、過敏だったり…
バランスが取れなくて。
利用されて捨てられるのが怖かったり
人に迷惑をかけるのを恐れて
一人でばっかり行動したり。
で、結局
孤独が辛くて泣いてたり。
こんなに、恵まれた環境にいるのに私は
どうしてこんななんだろうって
申し訳なさでいっぱいで
コンプレックスの海に溺れてしまいそうなんです。
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who am i
HN:
yukawan
HP:
性別:
女性
職業:
pianist
自己紹介:
フランスで奮闘中のピアニスト、yukawanの日々と心の内側を綴った日記。
色々なことに悩み、足踏みもしながら、なれる限りの素敵な女性になる。
出会える限りの人を愛したい。愛されたい。
心と心の繋がりを通じて、愛でいっぱいの世界に生きたい。
未熟さから生まれる葛藤や内面の気付きを経て、決して諦めずに、理想へ。
色々なことに悩み、足踏みもしながら、なれる限りの素敵な女性になる。
出会える限りの人を愛したい。愛されたい。
心と心の繋がりを通じて、愛でいっぱいの世界に生きたい。
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