好きよ

あなたが、好きよ。
好きで、好きで
もうどうしようもないみたい。



時がたつほどに
想いは広がって
私をうっとり包み込む

なんでこんなに溢れてくるんだろう
きっと理屈じゃないんだね





あなたはたぶん
中途半端な愛し方では嫌なのでしょう



誰にもこの身を独占させてあげられない
今の私では

どんなに近づいても
愛の歌をささやいても
鳥のように飛び立ってしまう
この身分では

こんなんじゃ
あなたを傷つけた罪も償えやしないもの
遠くから愛しても切なさが募るだけ




ごめんね　ごめんね
こんな不甲斐ない私で…





でもね
あなたが私を幸せにしていることだけは確かなの

心だけはいつも
あなたでいっぱいなの
涙となって溢れるくらい
いっぱいなの

あなたが居るから
私は女で居られるの
ただの、恋する一人の女で居られるの






だからせめて
夢の中で抱きしめて

どんな形でもいい
あなたの望むもの　すべてをあげたい
触れて　包んで　温めて
この心も体も　
すべてを想うがままにして欲しい


あなたが欲しい



せめて夢の中でだけ…