命あるうえで

悩みがあるってことは、とてもありがたいことだと思う。

どうせ、どんな道を選んでも、
どんな生き方をしても、
悩み事なんてものはいつでもあって、何かしら解決しても次の問題が起こるものなのだから。


でもたいてい、悩めることってのは解決が可能なことだ。
だから、悩み事がはっきりしているのはとてもありがたいこと。
「こんなことで悩めるなんて、私は幸せものだ」と思う。

そう、生きているだけでも幸せなのだから。
命あることを思えば、他のどんな問題もちっぽけだ。





そして、
問題を問題と捉えて苦しむのは
自分の精神に他ならない。

どんな苦しみも精神的な問題が絡んでいると思う。


だけどね、
どんなに苦しくても悩んでも、
自分でそれを塗り替えることが出来るの。

一番良いのは、
感謝の気持ち。
「それでも私は、生かされているんだ」
という幸運を思う気持ち。

完全に塗り替えるまでには少し労力と時間がかかる。
マイナスに向かう心を、方向転換させて、
ゼロに戻して、
それからプラスに持っていくもの。

方向転換させて、そこからゼロに向かうまでが一番大変。
一度、そこを乗り越えてしまえばあとは大丈夫。



…そして、なによりも
たびたび起こる心の苦しみを
きちんと感謝で乗り越え、
現実に笑顔と奉仕を刻むことが出来たなら…

確実に、それまで以上の喜びが待っているんだ。
確実に。


何かを想う事は、想像以上に現実に影響を及ぼすの。
でも、現実に実行する事は、想う事よりもずっとずっと強く未来に作用するの。





私は最近、生まれたばかりの頃の感覚を思い出す。
命あることがうれしくて、
世の中の何もかもが新鮮で、
ありがたいと思ってた。

その頃の感覚を、思い出すの。
この私の、肉体、存在。

他の存在なくしてはありえないもの。
すべてのことを、体験できることが奇跡なのだ。