人間、顔だ。

私は、人の顔にほれる。
でも、いわゆるイケメンには興味が無い。

いまどきの
恋愛のうわさが耐えないモデルさんとか
全然興味ない。

形が整っている“だけ”なのは魅力的でない。


ただし、イキイキと芝居に没頭している俳優さんはものすごい魅力を感じる。

見た目がかっこいい人、見た目に関わらずイキイキとしている人、
両方のケースとも、“自分が好き”な人達だと思う。
けど、ただナルシストであるだけか、人間としての自信に満ちているのか、
そこが分かれ道なのだと思う。




基本的に、
私が好きになるのは、
目が優しい人。

子供のような
好奇心を持った目も素敵だと思う。
キラキラしてて。

それでも、そんなかに優しさを含んでいなければ
“ギラギラ”になっちゃって怖い印象になったりするんだな。


顔つき、って、生き方を表すものだと思うの。


もちろん、どんなに良い生き方をしている人も、
疲れたり、良くない感情を持ったりすることもあって、
いちいち表情に出るものだ。

だけど
頑張り方が間違っていなければ
それはそれで魅力的だと思う。






良い表情って自分でもわかるんだよ。
鏡を見てごらん。
自然に笑顔になれば大丈夫。

表情に自信が無いのを自覚をしているのに、
表面上だけで取り繕おうとしている人が一番見てて痛々しい感じがする。



心って顔に出ちゃうのよね。
どんなにポーカーフェイスでも
一見外からは見えない表情筋は働いてるから
長期間続けば、使ってる部分は発達してしまう。


明るい気分だと、顔の外側の筋肉がよく使われると思うのだ。
目は見開き、眉は上がり、口も自由に開く。

同様に、暗い気分だと、顔の内側の筋肉が。
眉間にしわが寄り、眉は下がり、閉口気味になる。



ニュートラルな気分のときは、顔全体の力が抜けて無防備な感じになるので、
そのとき、なおさらに普段から使っている表情筋がわかっちゃうというわけだ。

普段から、顔の中心ばかり使ってると、顔の上と下に八の字の線が見え隠れする。
顔の外側の筋肉が発達してると、逆八の字の線は出来ないけど、少なくとも八の字の線は出来ない。




私、人相学はわからないけど
八の字が出来てる人はちょっぴり老けて見えるし、恐れて当たり障りの無いようにしちゃうのよね。
本人、頑張っているのはわかるけれど、優しそうには見えない。

顔に八の字が出来てなくて、
なおかつニュートラルな状態かちょっぴり明るい気分の状態を、保ってる人は
魅力的に見えると思うの。



きっと、顔の中心ばかり神経が集まっちゃうってことは、
外側＝他者に気を回す余裕の無さをあらわしてるんだと思うのね。

外側＝他者に向けて常にアンテナを張り巡らしていると、
自然と体の神経も外側に集まると思うの。

それが、無意識に表情筋で現れちゃうというわけ。
内側が緊張している＝内面への働きかけ
外側が緊張している＝他者への働きかけ
ってことで。

もちろん、内側も外側も両方バランスよく使ってないと、無表情になっちゃうけど
感情の無い人間は居ないのだから、本当の無表情ってのは無いと思うんだ。



佇まい、表情による人の印象って
理論的に言うとそういった原理で作られているんじゃいかな。