驚きの結末

カルロス…の正体がわかった。

私の知らぬ場所に居た、親切なご近所さんだった…。



夜19時ごろ（今さっき）ヘッドフォンをしてピアノを弾いてたら
すぐ横の窓をガンガンとたたく音が…。


あれ？音が漏れてたかな？いや、そうじゃないみたいだぞ…

何回かたたかれていて、
気味が悪いので、上の階の部屋の窓から覗いてみる。
すると、小さな箱を手に持ってちょうど離れていくところだった。

！！

その箱を見て慌てたわたし。
上の窓から声をかけて
「すみません！！もしかしてそれ、クロノポストですか！？」
と聞くと、ビンゴ。




カルロスさんは、人柄が良さそうでとってもニコヤカな紳士だった。

すぐさま玄関に降りていって、ドアをあけてお礼を言って受け取った。

どうやら、留守の間に配達が来て、預かっていてくれたようだ。。
にしても…カルロスさん、
あなたの存在を、知りませんでした…。


ごめんなさい、クロノポストさん、
ちゃんと配達してくれてたのに、届かないなんてお電話しちゃって…。

いや、本気で、パリの北郊外にある、
クロノポスト支店まで荷物を探しに行く覚悟もしてたんだよ。
バスを二回乗り継ぎで、1時間くらいかかる場所だ。


にしても今回のわたし、相当運が良かったな。