子供はかわいい

今、フランス人の子供たち…姉弟にピアノを教えているのですが、
正直言って、ほかの仕事と授業の兼ね合いであまりに忙しく、辞めようかと思っていました。
教える仕事は、たいしてお金にもならないし…

でも、最近はお金のためじゃなくて、子供たちのために辞められないという気持ちになっています。
子供たちといっても、7歳の弟と14歳の姉で、特にお姉さんのほうは体格はもう十分大人なのですが。
きちんとした教育は、彼らにとって貴重な財産になるから。
仮にピアノをずっと続けていかれなくても、音楽のほかのジャンルをはじめ、多くの物事に共通するものがある。
心を込めて教えていると、ちゃんと面倒みなくちゃなという責任感がわいてきます。
生徒とは…自分の子供に似た感覚なのだと、母が言っていたのを思い出しました。

はじめは人見知り気味だった子供たちも、最近私のことを気に入ってくれているような気がします。

最近忙しい、ほかの仕事とは、
日本でも一切バンド活動などしたことがない私が、いきなりバンド内キーボード奏者としての仕事であります。。
フランスの歌謡曲はおろか、アメリカでヒットしたようなものも、まったくほとんど知らなかった私がナゼカ…

あまりの無知さのため、勉強が大変で、
最低200曲くらいは完璧に暗記しなくてはならないことに。
完璧に…ていうのは、聴いて「覚えている」状態とは違い、何もない白紙の状態から音楽を演奏できる状態になることなので、うろ覚えでなくて細部まで記憶しなくてはいけません。。まあ、クラシックの曲暗譜に比べればぜんぜん楽なのだけど、なにせ量が多いものだから大変。。。

それについていくために体力がまた大変で…なにせ、三つの学校に登録し授業も複数とってるものだから。。

しかしながら人生を謳歌しています。
独身、子なしだからこそ、こんなに色々同時にがんばれるんだ…
この状態は一般的に淋しい？とされますが今の私にとっては好都合でした(笑)
忙しいのですがとっても楽しくて仕方がないです。。
私の人生において、こんなに集中し、充実している日々は初めてかもしれません。