ツマッタ

台所の、水道管が詰まりました。。

水を流すと、シンクに溜まってしまい流れない！
１０分に１センチくらいのペースでかろうじて減っていくシンクの水。

こりゃいかんと思い、
まずはスーパーに売っている普通の薬品を流し込んで見る。

…効果なし。
何回やってもダメ。

なんでだろうとよくよく記憶を辿ってみると
そういえば、最近ガナッシュケーキだとか豚肉ステーキを作ったときに
バターを切ったので流してしまったかもなぁと思い出し、

「そうか、犯人は脂か！」ということに気が付いたので
ネットで、水道管に脂が詰まった場合の処置を調べてみた。



「専門家に任せてください」
という答えがベストらしいけれど
それでもお金がけっこうかかるので
自分で出来る方法は無いかと探してみると

どうやら油脂類の除去には
重曹が効くらしいということがわかった。

初期のつまりなら、重曹をシンクにまいて、
お湯を注げば防げるのだとか。

しかし私の状況は末期だったらしく
やっぱり効果なし。

ただ、心なしか熱湯を注ぐと、微妙に多く流れてる気がした。。

なんせ、脂だからね。高温でちょっとは溶けるんだよ。


しかし、食器は溢れて漏れた汚水で全滅。
ちょっとは溶けるけどつまりを解消するには至らなかった。
すべて食器を外にだし、管をはずして中を見たり洗ったりしてた月曜日。




実は月曜日、水道管が詰まる直前に新しい冷蔵庫が来た。

というのも先週、冷蔵庫の霜取りの際、
誤って壁をたたいてしまったら…

「プシュー」という音と共に
ガスが…

初めてのことなので
命の危機を感じ、
大家さんを初め、色々な場所に電話した挙句、
なんと、ついには警察を呼ぶ騒ぎになってしまいました。汗



結局、そのガスはフロンガスといって
古いタイプの冷蔵庫では、冷却のために使われていたものであり
人体には無害だったものの
冷蔵庫はガスが抜けてしまったことで完全に終了してしまい、
（現在では詰め替えることは不可能）
新しいのを買わざるをえない羽目に。


新しいのが来るまでの間、
冷蔵機能が無くなった冷蔵庫は温度が上がって、
霜が溶けて床がずぶぬれになるし
それでもいちおう中に入っているナマモノを腐らせないために
冷凍庫で代わる代わる氷を作っては入れたりして
その水がまた溶けて流れ出したり、


警察は来るわ、じゅうたんはビショビショになるわで
大変な先週が過ぎ、
そして月曜日に、３０キロ以上ある巨体を独りで移動し
（家具を全部動かして、新しい冷蔵庫を設置し、古い冷蔵庫を外に出した）
さて、やっと大仕事が済んだ！と思いきや、
今度は台所の水が流れなくなり、またまた汚水びだしの大変な事態に！！！



あれこれ試した月曜日の翌日、
いつも４５分しかないレッスン時間を
こんな時に限ってなんと２時間みっちり取ってもらって
しかも全曲暗譜で（ほんとは当たり前なんだけど！）
ビシバシ集中力を使い、

帰ってきてからＢＨＶ（パリ最大のホームセンター）に行って
配水管つまりを直す工具を、
１１１ユーロ分も！買ってきました。


それ用の道具って意外と売っているもので、
迷った挙句、３種類の４品を購入。

高かったけどそれでも専門家に来てもらうよりはずっと安いのだ！
専門家に来てもらうと、その３倍（３００ユーロ、３万～４万くらい＋薬品代等いろいろ）はするし、
道具を持ってれば今後も使えるし、人に貸してあげられるしね。



買って帰ってきてから、キャミソール１枚になって
食器などすべてのものを除けられるだけ除け、
すべての管を外せるだけはずし
すべての買った品物を駆使し、

見事に修理完成！！！


いやー、水が通ったときの感動。

とっても楽しかったです♪♪


その後は、
汚水で汚れた食器をすべて洗い、
床を拭き
洗濯をし…



おもわぬ大掃除に。
家にある食器を、全部洗ったのさ。


なんとまぁ、充実した日だったな！！！

つまらない毎日を過ごすより、ずっといい♪