嫌な自分

たとえば、
ある強さを持ってる人がいて。

その人を見た人のなかには
うらやましいと思う人もいれば
ほほえましいと思う人もいる

心を痛める人も居れば
心強く思う人も居る

自分の中で、自分にどんな感情を持っていようとも
周りの感情はさまざまで、統一できやしないし
予測も出来ない



でもたとえばね、自分が誰かを
嫌だなと思う感性も
素直に認める感性も
両方持ってたら

それだけ多くの人と溶け合える
深い魅力の持ち主になれるよね


穏やかで、良い感情だけじゃなく
嫌な感情だって
それを感じられることは、お得なことなんだよ



大切なのは
それを、どう生かしていくか、なんだよ





“魅力のある人になる”
っていうのは
欠点をなくしていくことじゃあない
長所を伸ばしていくことでもない

“良いところも悪いところも、認められるようになっていくこと”
だと思う



だってね、誰一人
完ぺきな人もいなければ
魅力を持ってない人もいない



自分の素敵な部分で、誰かを助け
自分の未熟な部分は、誰かを輝かせ

自己否定をしてしまいがちな、至らない部分もね
ちゃんと生かせば魅力になるって
堂々と認めて、自分を肯定していればいい



謙遜する人が素敵な人になれる、というわけでもないのさ

「自分は、こんなにもダメ人間なんだよ
だから良いんだよ」
って誇り高く笑っている人は　素敵だよね