人からの印象。

基本的に自分大好きだからか、自分のこと語りたくなるのよね。
ここは私の自己責任において私の自由がある場所だ。

でも日常では大抵、人の話を聞く側に回るし、自分のことは聞かれない限り話さない。かといって秘密にしてるわけでもないけれど。


年齢のことも隠さないし、ごまかしたこともないんだけど、人が一方的に間違えくれたりする。

例えば、三十代後半くらいの方と話してたら、
「まだ二十代のうちはチャンスが山ほどありますもんね」とかの話になって、私のことを励ますような仕草をなさったので、
「そうですね。私、三十になっちゃいましたけどね。」と答えると一瞬絶句して
「えっ…大学生か、卒業したてくらいかと思った…」って言われたり。

二十二、三の子に、いつから留学してるのか聞かれ、
「26になりたての頃から丸四年くらいかな」と答えると、これまた絶句して、
「…じゃあ結構年上なんだ…同じくらいかと思ってた…」と言われたり。

欧米人には、必ずと言って良いほど年を当てられることはない。二十歳過ぎか、良くて二十五、六と言われてしまう。



若く見られるのはホント嬉しい。
コレがいつまで続くのだろうか？
それか、苦労してない証拠なのかな、なんて思ってみたりして。



その一方で、今回初めて「姉御」と言うニックネームがついた。
何故なら、姉御って感じがするから、だって。人の面倒見たがるとことか？

あと、「大人っぽい」とも言われた。日本にはあんまり居ないタイプと言うか、フランスに長く住んでる人っぽい空気？が出てるって。
フランス人社会に慣れてくるに従って、細かい物事に動じなくなったからかな、って言ったら、たぶんそれだ、って言われた。


落ち着いて見られるのは、もうひとつたぶん理由があって、独りで居るのをあまり苦にしないからだと思う。

誰にでもオープンで、人見知りせず動ずる事もなく、初対面の相手でも微笑んで話せると思う。

でもそれは、逆に言えば誰にも期待してないからだ。
私は独りでもいいし誰かが居てもいい。

私は私。人は人。
みんな違って当たり前。
期待通りにならなくて当たり前。

その時そこに存在してる人が、それぞれ成り行きで、出来ることをすれば良いだけだ。



だけどやっぱり結局、ひとが喜んでくれたり、必要とされる仕事が出来るのは、理想的で素晴らしいことだという所きたどり着く。