まだまだ。

こんなのぬるま湯でしかないから。

怒られたり叱られたり非難されたり
嫌みを言われたり
未熟さを指摘されたり。

そんなのに出会うのは、まだまだ幸せな証拠だと私は感じてる。



私だってそりゃ凹むさぁ。
凹んでばかり、泣いてばかりの
そんな日々を通り過ぎて来たのさぁ。



今まさにそんな最中にいる
さまざまな年齢の仲間達を目の当たりにしてね
彼女達が、必死で隠そうとしている涙に気付きながら
気付かないふりをしつつ心の中で応援してるのだよん

私は、微笑んで側に居て孤独を和らげることしかできない
それ以上のことは
みんながそれぞれの道を
苦しみも涙も経験しながら乗り越えていくほかにないんだよ


私だってさ
まだまだだけどね

私に散々悩み、傷ついてきた過去があるから
今じゃそんなことくらいじゃめげないよ。





ある場所では私は
本当によくフランス語を話すと評価される。

しかしその一方で
まだまだ認めてはもらえない場所がある。

私じゃ役不足らしいです。
いつもの人でないと駄目みたいです。


くそ。
ぎゃふんといわせてやる。


だからみんなも。
一緒に頑張ろうよ。




今がゴールじゃない
むなしさや悔しさは
高く飛躍するバネに出来るもの

私は、人間の可能性を心の底から信じてるんだ。

今見えないことが
どれくらい見えるようになるだろう！
今出来ないことが
どれくらい出来るようになるだろう！
ってね




まだまだ私の知らない苦労が存在してる
経験はしていないけれど想像はしている

想像を絶する世界の想像をしている。



想像を絶するほどの素晴らしい演奏、作品、教育など
そのようなものを得てきた人の苦労もまた
想像を絶するものであろうということも
想像できる。

私が味わってきた
想像を絶する苦痛より
更にもっとすざまじく
厳しくて痛くて怖い世界を
通り抜けてきた人が居る。



そんなものに比べたら
今の私の苦労なんて可愛いものさ。



そんな人に、容易に認められるわけが無いんだ
同じくらいの苦労、努力をして初めて
認められるに値するんだ



認められなくて当たり前。

未熟さを見せつけられるとき
胸が痛いのはみんな同じさ





しかし私はそれでも
そういった、
正当な厳しさや
正攻法の人間教育に
心底ほれてしまう



表面的には非常にわかりにくいけれど確実に存在する“愛情”

それが本物であるかどうか


その人の言葉、その人の音楽、その人が集める人間
それらがきっちり証明してくれる。